受信レベルを考慮して素子数を考える

札幌のアンテナ工事業者

素子について

素子アンテナは地上デジタル放送の受信に用いられる代表的な形式であり長年にわたって広く普及してきた八木式アンテナを指します。本体から横方向へ並んでいる棒状の部分を素子と呼びエレメントと表現されることもあります。屋根の上に設置されている昔ながらのテレビアンテナとして思い浮かべやすい形であり受信性能と実用性の両方を備えてきたため多くの住宅で採用されてきました。素子アンテナには14素子から26素子程度まで複数の種類があり見た目として棒状の部材が多いほど受信性能が高そうに見えますが実際も一定の傾向として素子数が多いほど電波を効率よく受け取りやすくなります。ただし素子数が多いだけでどの住宅でも安定受信につながるわけではありません。送信所との距離や周辺建物の高さや山の有無や屋根の向きや配線の長さなどが重なることで結果は変わります。たとえば平野部でも前面に中高層の建物がある住宅では受信の妨げが起こりやすく山沿いでは地形の影響を受けやすくなります。都市部でも反射波によって映像が不安定になることがあり単に電波が弱いだけではない乱れ方をすることがあります。そのため素子アンテナを選ぶ際は本体の大きさだけで決めるのではなく受信環境と設置後の安定性を合わせて考えることが重要です。弱電界地域向けには素子数を非常に多くしたパラスタックアンテナもあり通常の八木式アンテナより高い受信性能が期待できます。送信所から離れた地域や山の陰になりやすい場所や建物が密集している地域ではこうした高性能型が候補になりますが本体が大きくなる分だけ風や雪の影響を受けやすい点にも注意が必要です。強風後にアンテナの向きがわずかにずれただけでも特定のチャンネルだけ映らなくなることがあり積雪が多い地域では雪の重みで金具や支線に負担がかかることもあります。見分け方としては以前より映像が途切れやすくなった。雨や雪の後だけ乱れる。地デジの一部系列だけ映らない。屋外から見るとアンテナが傾いているように見えるといった症状が目安になります。初期対応としてはまず宅内の複数のテレビで同じ症状が出ているかを確認し分配器やテレビ端子の接続ゆるみがないかを見ておくと原因の切り分けに役立ちます。ただし屋根上へ上がって本体を触る行為は危険が大きいため無理な確認は避け施工業者へ相談する方が安全です。近年は平面アンテナも広く用いられており風の影響を受けにくく見た目もすっきりしやすいという利点がありますが弱電界地域では十分な受信レベルを取りにくい場合があります。つまり素子アンテナと平面アンテナのどちらが向くかは一律ではなく受信のしやすさと風雪への備えと外観希望を整理しながら決めることが大切です。テレビが映ればよいという見方だけでなく設置後に長く安定しやすいかどうかまで考えることが快適な視聴につながります。

素子が多いほど受信レベルが高くなる理由

受信感度を重視する場面では素子数の違いが結果に表れやすくなります。素子は送られてきた電波を受け取り電気信号へつなぐための重要な部分であり数が増えると特定方向から届く電波をより集めやすくなります。送信所からの電波が弱い地域や建物や地形の影響で届き方が不安定な地域ではこの差が受信レベルの違いとして出やすく映像の安定性に関わります。たとえば送信所から遠い場所では少ない電波を効率よく拾う力が求められますし住宅密集地では反射して届く成分の影響を受けながらも必要な方向の電波をできるだけ確保する必要があります。素子が多いアンテナはそうした場面で有利になりやすく弱い信号を受け取りやすい傾向があります。また複数の素子が働くことで指向性も高まりやすく不要な方向の影響を抑えながら目的方向の電波を集めやすくなります。そのため同じ地域でも設置位置や高さの条件が厳しい住宅では素子数の多いタイプが検討されることがあります。ただし素子が多ければ常によいとは言えません。本体が大きくなることで風圧を受けやすくなり設置金具やマストへの負担も増えるため強風地域や降雪地域では受信性能と耐久性の両立が課題になります。実際の施工現場では受信レベルだけでなく受信品質や誤り率や設置後の固定安定性も見ながら選定する必要があります。見分け方としては既存アンテナが小型で受信がぎりぎりの地域では晴天時は映るが悪天候時に乱れやすいことがありますしブースターを入れても改善幅が小さい場合はアンテナ本体の受信力不足が疑われます。初期対応ではテレビの受信設定を確認し周辺住宅のアンテナ形状を参考にしつつ宅内配線の異常がないかを確認することが有効です。それでも映像停止やブロックノイズが続く時は素子数の見直しを含めて施工業者へ相談する目安になります。アンテナの性能は素子の数だけで決まるものではなく設計や配置や周囲の電波環境にも左右されるため総合判断が欠かせません。

アンテナには素子が必須なのか?
地デジ用の八木式アンテナを考えると受信に関わる部材として素子は欠かせない存在です。素子は届いた電波を受け取り機器へ送るための中心的な役割を担っておりこの部分があることでテレビで視聴できる形の信号へつながっていきます。一般的な家庭用アンテナでは受信素子として働く部分がありその形状や配置や本数によって受信特性が変わります。ダイポールアンテナやループアンテナなど他の形式でも電波を受けるための要素は必要であり名称や形が違っても同じく受信に必要な構成として扱われます。送信設備の分野では電気信号を電波へ変えて放射する役割もありますが家庭のテレビアンテナでは主に受信のために用いられます。素子の形状や長さや配置は使用する周波数帯に合わせて設計されており適した条件で設置されることで受信性能を発揮します。そのため地デジの受信に使うアンテナを選ぶ際には単に本体の見た目だけでなくどの帯域に向いているか。設置場所の電波環境に合うか。風雪に耐えやすいかも確認する必要があります。なお平面アンテナのように外から素子が見えにくい形式でも内部には受信のための構造があり見た目が違うから素子の考え方が不要になるわけではありません。見分け方としては外観がすっきりしていても受信環境が厳しい地域では思うように受信できないことがあり逆に昔ながらの八木式アンテナが向いている場合もあります。初期対応として新しく住宅を建てる場合や建て替え時には外観だけで方式を決めず周辺住宅の設置例や受信の安定性を参考にすることが役立ちます。既に設置されているアンテナで不具合が出ている場合は素子そのものの破損や変形がないかを下から目視し折れや曲がりや方向ずれが見える時は触れずに相談するのが安全です。施工業者へ相談する目安としては風雪後に素子部分が変形して見える時。向きが変わって見える時。特定の系列だけ継続して受信不良が出る時。ブースターやテレビ側を確認しても改善しない時が挙げられます。したがってアンテナには受信のための要素が必要であり適切な種類と配置を選ぶことが安定視聴につながります。素子の数だけを見るのではなく設置場所の受信環境と建物条件に合った形式を選ぶことが大切です。


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