適したアンテナを選ぶ

札幌のアンテナ工事業者

電波レベルにより設置するアンテナが異なってくる

設置前には候補となる位置でどれだけ安定した電波を受けられるかを確認し住宅の周囲にある建物や屋根形状や配線経路まで含めて見ながら機種を選ぶことが大切です。テレビアンテナは形の違いだけでなく受信できる強さや設置しやすい場所や風雨への強さも異なるため見た目だけで決めると設置後に映像が乱れやすくなることがあります。地上デジタル放送を受信する主なアンテナには八木式アンテナと平面アンテナと室内アンテナがありそれぞれ向いている環境が異なります。最初に確認したいのは電界地域の目安と送信所の方向であり近隣住宅の設置状況を見ることも参考になりますが同じ地域でも建物の影や取り付け高さや外壁の向きで受信条件は変わります。実際の施工では設置予定位置でレベルチェッカーを使い受信レベルと受信品質の両方を見ながら選ぶ流れが失敗を防ぎやすくなります。普段は映っていても雨や風の日だけ乱れる住宅では受信の余裕が少ないことがあり新築時や建て替え時でも最初から余裕を持った機種選定を考えておくことが重要です。見分け方としては特定の局だけ弱い数値が出る場合や夕方にだけ不安定になる場合や屋根裏候補では低いのに外壁高所では安定する場合などがあり設置場所の違いで結果が変わることは珍しくありません。初期対応としては室内のテレビ設定や既存配線の接続も確認し受信不良の原因がアンテナだけにあるのかを切り分ける視点も必要です。

八木式アンテナ
受信性能を重視したい時に候補へ入りやすい方式であり屋根の上や破風板や壁面金具などへ設置されることが多いアンテナです。主に素子数によって受信性能に差が出てくるため設置場所の電波状況に合わせて選ぶことが重要です。素子数が少ない機種は本体が比較的軽く風の影響を抑えやすい反面で弱い電波を拾う力には限界があります。反対に素子数が多い機種は受信性能を確保しやすいものの本体が大きくなり設置場所と向きの調整がより重要になります。送信所から近い地域や周囲に障害物が少ない地域では小さめの機種でも十分に映ることがありますが山や高い建物が近い地域や送信所から離れた地域では高性能な機種を検討した方が安定しやすくなります。映像が時々止まる住宅や一部の局だけ受信しにくい住宅では向きや高さだけでなく素子数の見直しで改善する場合があります。八木式アンテナは地デジ受信で長く使われてきた実績があり受信重視の場面では今も有力ですが風圧や積雪の影響を受けやすい地域では固定方法や支線の状態まで含めて判断する必要があります。設置後に注意したい点としては強風後のわずかな方向ずれや金具の緩みで受信品質が落ちることがあり見た目では大きく曲がっていなくても数値が下がる例があります。
強電界地域・4~8素子。電波が強い地域ではこの範囲の素子数でも受信しやすく小型で設置しやすい利点があります。周囲に大きな建物が少なく送信所方向が開けている場所では十分なことが多く外観への影響も抑えやすくなります。ただし強電界地域であっても住宅密集地では反射波の影響で映像が乱れることがあり高い数値が出ていても安定しない場合があります。そのような時は機種を大きくするより設置位置や方向や取り付け高さの見直しが役立つことがあります。壁面や破風板の陰になる位置では思ったほど数値が伸びないこともあり実測が欠かせません。
中電界地域:14~20素子。標準的な受信環境で使われやすい範囲であり多くの地域で候補に入る仕様です。送信所からある程度距離があり建物や樹木の影響を受けやすい場所でも受信の余裕を持ちやすく安定視聴につながりやすくなります。新築時は問題なくても周囲の環境変化で受信条件が変わることがあるため迷う場合は余裕を見た選択が役立つことがあります。分配数が多い住宅では配線損失も加わるため本体側に少し余力を持たせておくと後の不具合が起きにくくなります。
弱電界地域:20~30素子。送信所から遠い地域や地形の影響を受けやすい地域ではこの範囲のような高性能機種が候補になります。弱い電波を受けやすくなるため視聴できる可能性が上がりますが設置場所が不適切だと性能を生かしきれないこともあります。ブースターを併用する場合でも元の受信が不安定だと改善しにくいため高さと方向と機種の組み合わせをまとめて判断する必要があります。周囲の家よりアンテナが高く立っている地域ではそれだけ受信確保が難しい可能性があるため同じ形式を選ぶだけでなく実際の数値確認が重要です。
強電界地域であれば素子の本数が少なくても受信することができますが素子数が多すぎることで周囲の反射波や機器条件の影響を受けて視聴しにくくなる現象が出ることがあります。また弱電界地域であれば素子数が多い弱電界地域用のアンテナを選んだ方が安定しやすくなります。見分け方としてはテレビのアンテナレベルが低いまま推移する時や悪天候で急に乱れる時や近隣の家より自宅だけ不安定な時に機種や設置条件の再確認が必要です。初期対応では室内配線や分配器の接続確認も大切ですが屋根上の調整や交換が必要な時は安全面から業者へ相談した方がよいでしょう。とくに二階屋根の上や急勾配屋根では自分で触ることは危険が大きく無理な確認は避ける必要があります。

平面アンテナ
平面アンテナは箱型の形状をしたアンテナでメーカーによってデザインアンテナや箱型アンテナやフラットアンテナや薄型アンテナやボックス型アンテナなどとも呼ばれます。外壁や破風板へすっきり設置しやすいため見た目を整えたい場合や屋根上へ大きなアンテナを立てたくない場合に選ばれやすい方式です。形はコンパクトですが地域や設置位置によって受信できる範囲が変わるため見た目だけで選ばず受信レベルの確認が必要です。強電界地域や中電界地域で周囲が開けている場所では使いやすい一方で送信所から遠い地域や建物の影が強い場所では受信の余裕が少なくなることがあります。風や雪の影響を抑えやすい利点もありますが壁面の位置が低すぎると障害物の影響を受けやすくなるため設置高さの見極めも重要です。海沿いでは受信部がケース内に収まる構造が役立つことがあり塩害対策として検討されることもあります。平面アンテナは外観面で好まれやすい反面で受信方向の調整が甘いと一部の局だけ不安定になることがあり設置後の数値確認まで丁寧に行う必要があります。壁の裏側に金属系外装材がある住宅や周辺に大きな壁面が多い場所では数値が伸びにくいこともあります。
※アンテナの主要構造である導波器と放射器と反射器がボックス内に設置されています。そのため外から見るとシンプルな形に見えますが内部には受信に必要な構造が収められています。受信の安定性は設置方向と高さの影響を受けるため設置後に一見きれいに収まっていても方向がわずかにずれると一部の局だけ映らないことがあります。風の後に急に乱れた時や雨の日だけ受信が悪い時は本体だけでなく接栓や配線固定も確認することが大切です。初期対応としてはテレビ端子側の接続やブースター電源部の確認を行い外壁高所に設置された本体は無理に触らず施工業者へ点検を依頼するのが安全です。
室内アンテナ
市販されている室内アンテナの多くは強電界地域向けであり手軽に設置できる反面で使える環境がかなり限られます。壁や家具や窓の位置の影響を受けやすく同じ部屋の中でも置く場所によって受信レベルに差が出やすい特徴があります。電波塔が見える窓際や高い位置に置くと改善することがありますが少し位置を変えただけで映像が乱れることもあるため常に安定するとは限りません。引っ越し直後の仮設視聴や配線工事前の一時利用には便利ですが長く安定して視聴したい場合には向いていないことがあります。とくに集合住宅では周囲の建物や室内の壁材の影響を受けやすく外では受信できる電波でも室内へ入ると弱くなることがあります。また中電界地域や弱電界地域であれば適合する室内アンテナでも電波レベルが弱く適していないことが多く映ったり映らなかったりを繰り返す原因になります。見分け方としては窓際では映るが部屋の中央では映らない時や天候で数値が変わりやすい時に室内設置の限界が考えられます。初期対応として窓際への移動や向きの変更やブースター内蔵型の確認がありますが改善しない時は屋外アンテナへの切り替えを考えた方が安定しやすくなります。相談の目安としては家族が複数の部屋で視聴したい時や録画中にノイズが入る時や受信レベルが常に不安定な時が挙げられます。室内アンテナは設置が簡単でも受信余力が少ない住宅では日常利用に向かないことがあり一時的に映っても季節や天候の変化で不安定になる点に注意が必要です。

平面アンテナの構造や八木アンテナとの比較

外観と受信条件の違いを理解しておくと平面アンテナと八木アンテナの選び分けがしやすくなります。

平面アンテナの構造
平面アンテナはフラットな面状の本体を持つ薄型のアンテナであり外壁へなじみやすい形です。内部には複数の受信要素が組み込まれており地デジで使われるUHF帯域の受信に用いられることが多くなります。見た目がすっきりしているため新築住宅や外観を重視した住宅で選ばれやすい一方で受信状況は設置面の向きや高さの影響を受けやすく壁面の条件によっては想定より弱い数値になることがあります。
八木アンテナの構造
八木アンテナは複数の要素から構成される指向性のあるアンテナです。金属製の骨組みを持ち中心となる受信部と反射器や導波器が組み合わさることで特定方向からの電波を受けやすくしています。地デジ受信ではUHF帯域で用いられることが多く受信性能を重視したい地域で候補になりやすい形式です。本体が大きくなるほど風雪の影響も受けやすくなるため取り付け強度と設置位置の見極めが欠かせません。

比較すると平面アンテナと八木アンテナには以下のような違いがあります。

構造
平面アンテナは面状の構造で薄く軽量です。八木アンテナは複数の要素が横方向へ並ぶ構造で受信方向を定めやすい形式です。外観の目立ちにくさでは平面アンテナが有利になりやすく受信性能の確保では八木アンテナが有利になる場面があります。
使用用途
平面アンテナは主に地デジのUHF帯域受信で用いられ外観性と風対策を重視したい住宅で選ばれやすくなります。八木アンテナも地デジ受信で広く用いられ受信余力を取りたい地域や設置場所の自由度がある住宅で検討しやすい方式です。どちらも目的は同じでも向いている電波環境が異なります。
受信範囲
八木アンテナは指向性があり特定の方向からの信号を強く受信しやすい特徴があります。一方で平面アンテナは外観がコンパクトで扱いやすい反面で設置面の条件に左右されやすく受信余力が少ない場所では不利になることがあります。送信所方向が明確で障害物が少ないかどうかが選定時の大きな判断材料になります。
外観と設置
平面アンテナは薄く軽量で外壁へ設置しやすく見た目を整えやすい方式です。一方で八木アンテナは要素が多くなるため取り扱いや固定方法の検討が必要ですが受信重視の場面では有力です。どちらを選ぶ場合でも設置後にレベルと品質の確認を行い悪天候時の余裕も見込んでおくことが安定視聴につながります。

どちらのアンテナが最適かは使用目的や地域の受信環境や建物条件によって異なります。受信したい放送の種類や送信所の位置や設置場所の高さや配線経路を考慮して判断することになり迷う時はアンテナ施工業者へ相談し候補位置で実測してもらう方法が確実です。設置後に映像が乱れやすい状態を避けるには見た目だけで決めず受信の余裕と安全性の両方を見ることが大切です。