電波の強度

札幌のアンテナ工事業者

受信場所で電波強度が異なってくる

地上デジ放送の電波は電波塔などの送信設備から各家庭へ向けて発信され受信設置場所にあるテレビアンテナで受け取られています。地デジやBS/CSの受信では同じ放送を見ていても設置場所ごとに受け取れる電波の強さや安定性が異なります。理由は送信所からの距離だけではなく建物や樹木や周辺の地形や屋根の高さや配線条件まで関係するためです。近い地域であっても受信結果が同じになるとは限らず同じ敷地内でも屋根の上と壁面では数値に差が出ることがあります。映像が安定している家もあれば特定の時間帯だけ乱れやすい家もあり現場ごとに条件を見ながら判断することが大切です。
下記。電波強度を次の3つの地域分けで区別しています。受信のしやすさを大まかに知る目安になりますが実際の工事ではこの区分だけで決めず現地測定と周辺状況の確認をあわせて行うことが重要です。地域区分が同じでも建物条件で結果は変わるため数値の確認が役立ちます。
強電界地域 : 受信する電波の強さが強い地域であり比較的受信しやすい傾向があります。屋外の見通しが確保できていれば地デジ用アンテナで安定しやすい場面が多いですが建物の陰や配線の劣化があると乱れることがあります。
中電界地域 : 受信する電波の強さが強電界地域と弱電界地域の中間に位置する地域であり建物の向きや設置高さや分配数の影響を受けやすい地域です。地デジの受信は可能でも設置場所選びや周辺装置の組み合わせで安定性に差が出ます。
弱電界地域 : 受信する電波の強さが弱い地域であり送信所からの距離や地形の影響を受けやすく受信条件が厳しくなりやすい地域です。高所設置や受信性能の高いアンテナやブースターの検討が必要になることがあります。
上記の通り地域によって電波強度が異なりますのでそれぞれに合わせた環境づくりをする必要があります。アンテナ設置をするときには電波レベルを測定し受信の強さだけでなく品質や誤り率も見ながらアンテナや周辺装置を選ぶことで安定したテレビ視聴につながります。地デジではレベルが足りていても反射波やノイズで品質が落ちることがありますしBS/CSでは雨雲の影響を受けやすいため設置時の確認項目を広く見ることが大切です。初期対応として自宅でできるのはテレビ端子や同軸ケーブルのゆるみ確認や受信設定の見直し程度にとどまり高所での向き調整や本体の移動は避けた方が安全です。

上記の通り地上デジ放送を受信するためのアンテナには八木式アンテナとボックス型アンテナと室内アンテナの3種類があります。電波強度によって適したアンテナを取り付ける必要があります。強電界地域では外観を重視した選び方がしやすい一方で弱電界地域では受信余裕を優先した方が安定しやすくなります。現場のどこに設置するかでも電波強度は異なってきますので受信レベルを調べながらアンテナを選ぶようにしましょう。屋根上と壁面では高さと障害物の条件が変わり同じ建物でも結果が変わることがあります。室内アンテナは手軽に見えても周囲の壁や窓や家電の影響を受けやすく常に安定するとは限りません。映り方に不安がある時は仮に受信できていても余裕が小さい場合があるため早めに測定結果を基準に判断することが役立ちます。

住んでいる地域が同じでも受信レベルが異なる理由

町内が同じでもテレビの映りや受信レベルに差が出ることは珍しくありません。近所で問題なく映っているから自宅でも同じ結果になるとは限らず建物の向きや周囲の障害物やアンテナの高さや配線条件の違いによって受信の安定性は大きく変わります。症状が似ていても原因は一つとは限りませんので屋外の環境と宅内の設備の両方を見ながら判断することが大切です。地デジでは反射や遮へいの影響が出やすくBS/CSでは方位のわずかな差や降雨時の減衰が関係するため放送の種類によっても見方が変わります。起こりやすい状況を知っておくと原因の切り分けがしやすくなります。

・地形の影響
地形は受信レベルに大きな影響を与えます。山や建物などの障害物がある場合は電波が遮られたり反射されたりするため受信レベルが低下することがありますし同じ地域内でも道路一本の違いや宅地の高低差だけで受信条件が変わることがあります。平地に見える場所でも奥まった敷地や周囲を建物に囲まれた敷地では電波が入りにくくなる場合があります。起こりやすい状況としては周辺の家では映るのに自宅だけ特定のチャンネルが乱れる場合や新築後に近隣建物の影響で受信が落ちる場合があります。見分け方としてはアンテナが向く先に高い建物や樹木や法面がないかを確認し天候によって受信レベルが大きく変わらないかをテレビの表示で見る方法があります。初期対応では室内配線のゆるみを確認しつつ屋外では障害物の位置関係を把握する程度にとどめ高所での向き調整は避けた方が安全です。地形の影響が強い場所ではアンテナの高さを少し変えるだけで受信状態が変わることもあるため個人の判断だけで本体を動かさず測定器による確認を受けた方が現実的です。
・距離
放送局からの送信所までの距離も受信レベルに影響を与えます。送信所から遠い場所では電波が途中で減衰し受信レベルが低下することがあり特に山間部や遠隔地などでは受信が難しい場合があります。ただし同じ地域でも建物の高さや取付位置や分配数の違いで実際の受信余裕は変わるため単純に住所だけで判断できません。遠距離受信の地域では少しの配線損失でも映り方に差が出やすく一台だけ接続している家では映っても複数の部屋へ分配している家では不安定になることがあります。起こりやすい症状としては晴天時は映るのに雨天時だけ画面が止まる場合や朝夕でレベルが下がる場合や部屋によって映り方に差が出る場合があります。見分け方としては近隣住宅で高い支柱や高性能アンテナが使われていないかを見る方法や分配器やブースターの有無を確認する方法が役立ちます。初期対応としてはテレビの受信設定や配線経路を見直し不要な延長ケーブルがないかを確認しますが距離による弱さが大きい時はアンテナ本体や設置方法の見直しが必要になることがあります。地デジだけでなくBS/CSを併用している住宅ではそれぞれの系統で必要な条件が異なるため受信不良の出る放送を分けて整理しておくと相談時に伝えやすくなります。
・電波障害
周囲の電波環境による電波障害も受信レベルに影響を与えます。周囲に多くの電波発信機器や電子機器がある場合は干渉や電波ノイズが発生し受信の品質が低下することがあります。住宅密集地では建物の外壁や窓面で反射した電波が重なって受信品質を落とすこともあり数値上の受信レベルが出ていても映像が乱れることがあります。また屋内配線の取り回しが悪い場合や接栓の処理が甘い場合も外部ノイズを拾いやすくなります。起こりやすい状況としては特定の時間帯だけ乱れる場合や一部のチャンネルだけ音声や映像が不安定になる場合や近くの家電を使う時に症状が強く出る場合があります。見分け方としては同じ家の別のテレビでも同じ症状が出るかを確認し電源コードとアンテナケーブルが強く接していないかを見直すと原因の切り分けに役立ちます。初期対応では接栓のゆるみや芯線の曲がりや古いケーブルの劣化を確認し不要な分配や延長を減らすことが有効ですが外部からの干渉源の特定は難しいため症状が続く時は専門的な測定が必要です。テレビの近くでは問題がなくても屋外側の接続部に水分が入っていると品質低下につながるため雨の後だけ乱れる時はその可能性も考えておくと役立ちます。
・アンテナの設置状況
使用するアンテナの設置状況も受信レベルに影響を与えます。アンテナの位置や向きが適切でない場合は受信信号を効率的に受け取ることができず受信レベルが低下することがあります。同じ地域でも屋根上に設置している家と壁面に低く設置している家では受信条件が異なりますし平面アンテナと八木式アンテナでも受信の余裕に差が出る場合があります。固定金具のわずかなゆるみや取付後の傾きでも品質が落ちることがあり強風の後や外壁工事の後から急に不安定になる例もあります。起こりやすい症状としては特定の天候の時だけ映らない場合や向きのわずかな変化で数値が大きく変わる場合があります。見分け方としては本体が以前より傾いていないかやケーブルが引っ張られていないかを地上から確認しテレビの受信レベル表示と実際の映像状態を見比べることが役立ちます。初期対応では室内側の接続確認にとどめ高所の本体に触れる作業は無理に行わない方が安全です。地デジ用アンテナとBS/CSアンテナを同時に設置している家ではどちらに不具合が出ているかを分けて確認することも大切で一方だけが乱れる時は原因の範囲を絞り込みやすくなります。
・受信機器の性能
使用する受信機器であるテレビやチューナーの性能や感度も受信レベルに影響を与えます。受信機器が受信に適していない場合は受信レベルが低下する可能性がありますし同じアンテナと同じ配線を使っていてもテレビの機種や年式の違いで映り方に差が出ることがあります。古い機器では弱い信号への耐性が低い場合があり新しい機器へ買い替えた後に映りが改善する例もあります。反対に機器設定が合っていないと本来の性能を発揮できず配線に問題がなくても受信が不安定に見えることがあります。起こりやすい状況としては一台のテレビだけ映りが悪い場合や録画機を通した時だけ乱れる場合やチャンネル再設定後に一部の局が入らなくなる場合があります。見分け方としては別のテレビへつなぎ替えて症状が同じかを確認しアンテナ設定や受信方式の設定を見直す方法があります。初期対応ではチャンネル再スキャンや接続経路の簡略化を試せますが改善しない時は機器側の感度差や相性も視野に入れる必要があります。録画機器や分配器を一度外して直接つないだ時に改善するなら途中機器の影響が疑われますので症状が変わる条件を整理しておくと相談時に伝えやすくなります。

これらの要素が組み合わさることで同じ地域でも受信レベルが異なることがあります。受信レベルを向上させるためには適切なアンテナの設置と周囲の電波環境の確認と配線経路の点検と受信機器の状態確認などを順に行うことが大切です。自分で確認できる範囲を見直しても改善しない時や近隣では映るのに自宅だけ不安定な時や悪天候のたびに不具合が出る時はアンテナ業者へ相談する目安になります。測定器で強さと品質を確認しながら原因を切り分けてもらうことで無駄な部材交換を避けやすくなります。屋根上の本体が傾いている時や支線のゆるみが見える時や屋外ケーブルの傷みが目立つ時やBS/CSだけが継続して映らない時も相談を考えたい場面です。早い段階で確認を受けると部分調整で収まることもあり受信不良の長期化を防ぎやすくなります。